金箔貼り体験で金沢文化を学ぼう

「武士の献立」という映画で紹介された饗応料理という、おもてなしのための豪華な食事文化が、かつての加賀藩であった石川県金沢市には残っています

空襲の被害が少なかったため当時の街並みがよく保存されており、老舗の料亭が数多く営業しているのも、金沢観光での素敵なスポットです。

そんな饗応料理で必ずと言っていいほど出てくるのが治部煮です。

美しい金蒔絵を施された漆塗りの平たい治部煮椀で供される料理は、歴史と文化としての意味でも味わい深い一品です。

石川県は輪島塗という漆器の名産地でもあります。

格調高く美しい漆塗りには繊細な金蒔絵が施されており、この金箔細工の技術もこの地の大きな特徴です。

現代流通している金箔のほとんどが石川県で生産されていると聞けば、その技術力の高さは知れることができるでしょう。

お土産でも綺麗でシックな金蒔絵の漆細工が大変人気です。

また化粧水や石鹸に金箔が入った商品もあり、日常生活に華やかさを添えてくれる良質なアイテムとしてこちらも人気です。

楽しい旅の一幕に、金沢の大きな魅力の一つである金箔体験は如何でしょうか。

創業120年の老舗の金箔メーカーであるかなざわカタニでは、金箔細工を楽しめる体験コーナーが設けられています。

所要時間は1時間ほど。

コンパクトミラーや銘々皿などのアイテムを選択して、そこに金箔シールを配置して貼り付けるタイプの体験です。

本来の金蒔絵は漆で接着を行いますが、この体験ではシールタイプなのでかぶれる心配はありません。

奥深い加賀文化を体験できる時間は、とても素晴らしいものになることでしょう。

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